国土交通省が扱う自動車損害賠償保障法の後遺障害等級は、労災補償の障害等級をモデルにしている。国交省の担当者は「労災補償の障害等級が男女平等になれば、合わせるのは当然。厚労省の動きを見て変更を検討する」と話す。
また、犯罪で亡くなった被害者の遺族や重大な障害を負った被害者らに対して、国が一時金を支給する法律「犯罪被害者等給付金支給法」を扱う警察庁も同じ姿勢だ。同法の等級も労災の障害等級が引き継がれており、担当者は「厚労省に合わせて変える」としている。
また、この日、原告代理人の糸瀬美保弁護士が京都地裁で会見。「地裁で違憲判決が確定するのは珍しい」とした上で「男女平等の流れの中で当然の結果。男性の等級を女性の等級に引き上げるよう見直し、他の障害補償もそれにならってほしい」と話した。また原告の男性(35)は「やけどで苦しんでいたことを裁判所だけではなく国にも認められて嬉しい」と弁護士を通じてコメントした。
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